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広報と集客・販促の違い。目的と伝え方

毎日コツコツ伝えてるんだけどな〜、なんか結果が出ないなぁ

広報初心者さん

さとう

毎日コツコツ伝えているのは素晴らしいですね!でも結果が出ないということは伝え方が間違えているのかもしれません。何をどのように伝えてますか?
イベントを開催するので、イベントやりまーす♪来てくださーい!見てくださーい!と、毎日がんばって告知しています

広報初心者さん

さとう

なるほど。まずは広報の目的を理解した上で、伝え方の違いを知りましょう

広報の目的

広報の目的は「知ってもらう、好きになってもらう、ステークホルダーとコミュニケーションをし、良好な関係を築く」ことです。

来てくださーい!見てくださーい!と毎日がんばって告知することは、この目的を達成できるか?と考えてみると、難しいものがあります。

良好な関係とは?
人同士の関係に置き換えて考えてみましょう。

例えば、出会ったことがない人って、たくさんいますよね。
面識のないAさんとBさん。この2人の関係は?
そもそも関係がない人同士となります。

ではAさんとBさんが、あるきっかけで出会ったとします。
この時の関係は、ただの知り合い程度でしょう。

AさんとBさんが、会話をしてお互い相手を知ることができた程度なら。
この時の関係は、知っている人という関係です。

AさんとBさんが、よく会って話すようになってきたら。
よく知っている人という関係です。

AさんとBさんが、いろいろ話して友達やそれ以上、親友になったら。
よい関係と言えます。

これを企業と人(ステークホルダー)の間で行うのが広報実務、企業と人との対話となります。

伝え方の違い

広報の伝え方は、自社のこと、商品のことなどを事実に基づいて伝えることです。集客や販促の伝え方は、相手に行動や購買を要求する伝え方になります。

広報と集客の伝え方の違い

さとう

人と人とのコミュニケーションで、伝え方の違いを見てみましょう。

例えば初対面の人から、いきなり「はじめまして!今度イベントやるんで、来て下さい!」と言われたら、どう感じますか?

その人に会うたび「来て下さい!見て下さい!」 「来て下さい!見て下さい!」 「来て下さい!見て下さい!」…のオンパレード。
よくない伝え方

その人が、どんな人かもわからない上に、毎回「来て!見て!買って!」とばかり言われたら…このように感じるのではないでしょうか。うざい、しつこい、うるさい、めんどくさい、付き合いたくない、会いたくない

よくない伝え方2

知ってもらえない上に嫌われる、良好な関係を築くことができない」ということになります。

では、会った時に、このようなことを言われたらどうでしょう?
「こうゆう点にこだわって商品をつくってます」
「私達は、社会を良くしたいと思ってるんです」
「お客さんに喜んで欲しいから、今こんなチャレンジしてます」
「我が社のスタッフ、みんなすごいんです!」

広報の伝え方

相手のことを、知ることができます。そしてそれが素晴らしいと感じたら、会いたくなる、好きになりますよね。

広報の伝え方2

その人から、たま〜に、こんな言葉が出たらどうでしょう?「来ますか?見れますよ。買えますよ」と。

集客の伝え方

行きたい!見たい!欲しい!と思い、行動します。

この伝え方が社外広報です。まずは知ってもらう、好きになってもらうことが大事ですね。

社外広報

そしてこれが集客するための伝え方です。

集客

これは、もはや押し売り!?

押し売り

そっか、私は押し売りばっかりしてたかも…

広報初心者さん

さとう

来てくださーい!見てくださーい!と伝えることは、悪い事ではありません。行きたい、見たいと考えていた人が行動するきっかけにもなります。でも毎日はやめた方が良いですね。日々の発信は、広報8割、集客2割を意識すると良いでしょう。

広報初心者