広報において、伝える相手、コミュニケーションをとる相手はステークホルダーです。ステークホルダーとは、企業を取り巻く多様な人々、関わりのある全てのの人々のことです。
具体的にどんな人々がいるのか、ステークホルダーとは誰なのか知るためにも「ステークホルダーマップ」を作ることをオススメします。ステークホルダーマップをつくるメリットは、たくさんあります。
- どんなステークホルダーがいるのか、知る事ができる
- 課題や問題点を俯瞰して見ることができる
- ヒアリング不足の相手がわかる
- 何をやるべきか考えることができる
- 現在の取り組みは、何のためか再確認できる
- 1つの実務で、他のステークホルダーにどう影響あるかが見える
- 年間スケジュールをつくるベースになる
俯瞰して見ることで「大事なステークホルダーに対して何もしてなかった!」なんてことも発見できたりします。
目次
ステークホルダーマップとは?
では、具体的にどのようなものを作れば良いのか?例として見本を作りましたのでご覧下さい。(クリックすると拡大できます)
ダウンロード
白紙のものを作りましたので、ご希望の方は下記からダウンロードしてお使いください。
↓このような用紙です。
どこに何を書けば良いのか、簡単な説明文入りのものも用意しました。ご希望の方は下記からダウンロードしてお使いください。
↓このような用紙です。
ステークホルダーマップの作り方
自社について書く
ダウンロードいただいたステークホルダーマップの使い方ですが、まずは真ん中に①会社名と②企業理念やビジョンを書きます。どんな社会を目指して事業を行っているのか等です。
全てのステークホルダーを書く
次に周りの丸に、③ステークホルダーを全て書き出します。ステークホルダー名は、より具体的であればあるほど良いです。特に重要なステークホルダーは、会社名や個人名を書いてもOKです。
現状、課題や問題を書く
ステークホルダー名を全て書き出したら、④現在の課題や問題等を書いていきます。この部分は、そのステークホルダーが会社(自社)のことを、どう思っているか、ステークホルダーとの間にどんなコミュニケーションの課題があるかなどを書きます。
さとう
最終ゴールを書く
課題や問題の下、⑤は最終ゴールを書きましょう。ステークホルダーと良好な関係を築くためのゴールです。どう感じてもらいたいかでもOKです。
今年のゴールでもかまいませんが、まずは最終ゴールを書いてから、それを達成するための小さなゴールとして今年のゴールを書きましょう。
ここまで作ったら、一度俯瞰して全体を見渡します。そうすると共通する問題や課題が見つかることがあります。この見本の場合、多くのステークホルダーが「何をやっているかわからない会社」だと感じているので、まずは事業内容をわかりやすく伝える必要がありますね。
今年のゴールを書く
⑥は今年の広報のゴールを書きます。広報担当者として、今年はこの目的を果たすために、いろいろ力を入れていこう!というテーマのようなものでかまいません。
ステークホルダーマップの活用方法
最後の⑦は、④の状態を⑤にするためには、何をしたら良いか?何を伝えたら良いか?どうやってコミュニケーションをとったら良いか?について考えた結果を書きます。
この見本の場合、広報誌をつくって事業内容やビジョンなどを伝えていくことにしましたので、このように書きます。今取り組んでいる広報実務は何のためか?再確認するツールとして、ステークホルダーマップを利用することもできます。
その他の活用法は、ワークショップ形式でお教えいたします。ご希望の方はお問い合わせください。